12月生まれの七五三はいつ祝う?数え年と満年齢の「ズレ」を埋める3つの選択肢
「うちの子、12月生まれなんだけど、七五三っていつやればいいの?」
カレンダーを見ながら、ふと手が止まったことはありませんか。七五三の基準日は11月15日。でも12月生まれの子は、その時点ではまだ誕生日を迎えていません。数え年で考えても、満年齢で考えても、なんだかスッキリしない。そんな違和感を抱えている方は、実は少なくないんです。
結論から言ってしまうと、12月生まれのお子さんには「1年も待たなくていい」という、あまり知られていない第三の選択肢があります。この記事では、数え年・満年齢の基本に加えて、12月生まれだからこそ使える”誕生日前後ルート”を、生まれ年早見表つきで解説していきます。
目次
結論:12月生まれは七五三と相性がいい
先に言ってしまいますね。12月生まれのお子さんは、七五三にとって損な生まれ月ではありません。むしろ得をしているケースが多いんです。
というのも、七五三の参拝時期は今、11月15日にこだわらず、9月から12月まで広がっているからです。つまり12月生まれの子は、自分の誕生日そのものが、すでに七五三シーズンのど真ん中に入っているわけですね。
これに気づかず、「数え年か満年齢か」だけで延々と悩んでいるご家庭は案外多いものです。
数え年と満年齢、まず仕組みを確認しましょう
3つの選択肢を理解するには、まず土台になる年齢の数え方を押さえておく必要があります。
数え年の数え方
数え年は、生まれた瞬間を1歳とし、お正月(1月1日)が来るたびに1歳加える数え方です。12月に生まれた子は、わずか数週間後の1月1日に「2歳」になってしまいます。
昔の日本では当たり前だった数え方ですが、1950年に満年齢が法律で採用されてからは、徐々に使われなくなりました。七五三という古い行事にだけ、その名残が残っているような状態なんですね。
満年齢の数え方
満年齢は、生まれた瞬間を0歳として、誕生日を迎えるたびに1歳ずつ加える、今の私たちにとって馴染みのある数え方です。難しく考える必要はありません。いわゆる「実年齢」のことです。
12月生まれだけに起きる「年齢のズレ」

ここが、今回いちばんお伝えしたいポイントです。
11月15日という基準日は、12月生まれの子にとって鬼門になります。なぜなら、誕生日を迎える前に基準日がやってきてしまうからです。
具体例で見てみましょう。2023年12月15日生まれのお子さんがいるとします。
- 数え年で3歳になるのは2025年です。ただ、七五三の時期(11月)にそれを迎えるとき、実際の年齢はまだ1歳11ヶ月。よちよち歩きが板についてきたくらいの時期です。
- 満年齢の伝統的なルール(誕生日を迎えた後、最初に来る11月)に従うと、実施は2027年11月。この時、実際の年齢は3歳11ヶ月。もうほとんど4歳です。
1歳11ヶ月と3歳11ヶ月。その差はちょうど2年です。「どっちにしても、実態と合わない気がする…」と感じるのは当然のことです。これが、12月生まれ特有の悩みの正体なんですね。
ちなみに11月16日〜11月30日生まれのお子さんも、まったく同じ理屈でズレが生じます。考え方はこの先の内容がそのまま使えるので、安心してくださいね。
後悔しないための3つの選択パターン
では、実際どうすればいいのでしょうか。さて、ここからが本題です。

パターン1:数え年ルート(早めにお祝いしたい家庭向け)
数え年の基準どおり、誕生年の2年後の秋に行うパターンです。実際の年齢は1歳11ヶ月前後。早生まれの兄姉と一緒にお祝いしたい、祖父母が数え年にこだわっている、というご家庭に向いています。
正直なところ、この年齢だとまだ着物にぐずってしまう子も多いです。お昼寝のタイミングと本番がケンカすることも、覚悟しておきましょう。
パターン2:誕生日前後ルート(多くの家庭におすすめ)
これが、今回いちばんお伝えしたい方法です。満年齢でちょうど3歳・5歳・7歳になる誕生日(12月)そのもの、もしくはその前後で七五三を行ってしまうパターンです。
「11月にやらなきゃ」という思い込みを外すだけで、待ち時間が一気に1年短縮されます。私は正直、最初「11月以外に七五三をするのは邪道では」と思っていました。でも神社に確認してみると、特に気にしていないところがほとんどで、拍子抜けしたのを覚えています。誕生日プレゼントと七五三の祝い着を同時に用意して、1日で両方済ませてしまう家庭も増えているんですよ。
誕生日プレゼントに何を選ぶか迷っている方は、月齢別の絵本の選び方|失敗しないポイントも参考にしてみてください。
パターン3:満年齢・11月こだわりルート(伝統や周囲との同調を優先したい家庭向け)
満年齢で3歳・5歳・7歳になった「後」の、最初の11月に行う、いわば一番オーソドックスなパターンです。実際の年齢は3歳11ヶ月前後。体力もしっかりしていて、着物も長時間着ていられるのが大きなメリットです。
ただし、保育園や幼稚園のお友達とは1学年違うタイミングになることが多いので、「みんなと一緒にやりたい」というお子さんには事前に説明してあげると安心ですよ。
【早見表】生まれ年でわかる七五三を行う年
ご自身のお子さんの生まれ年に当てはめて、確認してみてください。いずれも12月生まれが対象です。
| 七五三を迎える年 | 年齢 | パターン1(数え年) | パターン2(誕生日前後) | パターン3(満年齢・11月) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 3歳 | 2024年生まれ | 2023年生まれ | 2022年生まれ |
| 2026年 | 5歳 | 2022年生まれ | 2021年生まれ | 2020年生まれ |
| 2026年 | 7歳 | 2020年生まれ | 2019年生まれ | 2018年生まれ |
| 2027年 | 3歳 | 2025年生まれ | 2024年生まれ | 2023年生まれ |
| 2027年 | 5歳 | 2023年生まれ | 2022年生まれ | 2021年生まれ |
| 2027年 | 7歳 | 2021年生まれ | 2020年生まれ | 2019年生まれ |
| 2028年 | 3歳 | 2026年生まれ | 2025年生まれ | 2024年生まれ |
| 2028年 | 5歳 | 2024年生まれ | 2023年生まれ | 2022年生まれ |
| 2028年 | 7歳 | 2022年生まれ | 2021年生まれ | 2020年生まれ |
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳が一般的とされていますが、近年は性別にこだわらずお祝いするご家庭も増えています。この表はあくまで目安として、ご家族の状況に合わせて選んでくださいね。
12月に祝う3つのメリットと2つの注意点
良いことばかりお伝えするのはフェアではないので、注意点も含めてお話しします。
メリットは3つあります。1つ目は、神社が比較的空いていること。七五三の最混雑期は11月で、12月に入ると参拝者がぐっと減り、ご祈祷の待ち時間も短くなる傾向があります。2つ目は、誕生日と一緒に祝えること。パターン2を選べば、お祝いごとを年に2回ではなく1回にまとめられるので、家計的にも助かりますよね。3つ目は、写真スタジオが狙い目になること。スタジオによっては、12月限定の早割やオフシーズン価格が用意されている場合もあるので、契約前に一度問い合わせてみる価値はあります。
一方で、注意点は2つです。1つ目は寒さ対策。着物は意外と薄着になりがちです。私自身、姪の七五三について行った際、境内で「さむい、もうかえる」と泣きそうになっている姪を見て、慌てて売店に貼るカイロを買いに走ったことがあります。前撮りを夏のうちに済ませておき、当日の参拝には防寒インナーや着物用ケープを用意しておくと安心です。2つ目は、年末で予約が埋まりやすいこと。12月後半は神社も写真スタジオも年末年始の準備で慌ただしくなるので、中旬までに済ませる、もしくは早めの予約を心がけましょう。
準備はいつから始めるべき?
「結局いつから動けばいいの?」という質問もよくいただきます。目安はこちらです。
- 半年〜4ヶ月前:写真スタジオと着物の予約、神社への問い合わせ
- 2〜3ヶ月前:前撮り(夏から秋に済ませておくと、当日は参拝だけで済むので楽です)
- 1ヶ月前:神社へのご祈祷予約、会食先の確保
- 当日:防寒対策をしっかりして、無理のないスケジュールで臨みましょう
特に12月生まれの場合、誕生日と七五三を同じ月にまとめるなら、準備はワンシーズン早める意識を持っておくと安心です。
七五三の準備は嬉しい反面、写真撮影や着物の手配、神社への連絡などが重なって、気持ちに余裕がなくなってしまうこともあります。そんなときは、家事や育児の合間にできる息抜き方法をまとめた子持ちパート主婦のストレス発散法10選も、ぜひ参考にしてみてください。
12月生まれの七五三、よくある質問
Q. 兄弟姉妹で生まれ月が違う場合、時期を合わせてもいい?
問題ありません。下のお子さんの七五三に、上のお子さんの時期を合わせるご家庭は多いです。一度にお祝いできれば、準備も撮影も1回で済みますから、家族の負担はむしろ減りますよ。
Q. 神社によって対応が違うことはある?
あります。9月から12月まで広く受け付けている神社が大半ですが、地域や神社によって考え方が異なる場合もあります。気になる場合は、事前に一本電話を入れておくと安心です。
Q. 結局、どのパターンを選べばいいの?
迷ったら、パターン2(誕生日前後ルート)から検討してみるのがおすすめですよ。待ち時間が短く、お子さんの実際の発達段階にも合っているからです。とはいえ、ご家族の考え方や周囲との付き合いもありますから、「これが絶対の正解」というものはありません。
まとめ:日付に正解はない、家族が納得する形が一番
12月生まれの七五三は、数え年と満年齢のどちらを選んでも、ちょっとした「ズレ」が生まれてしまうのは事実です。でも今回お伝えしたように、誕生日前後というもう一つの道を選べば、そのズレを実質ゼロに近づけることができるんですね。
一番大切なのは、年齢の正しさよりも、家族みんなが笑顔で当日を迎えられることです。迷ったときは、この記事の早見表を参考にしながら、お子さんの成長ペースに合わせて決めてあげてくださいね。
免責事項
本記事は、七五三の年齢の数え方や時期について、一般的な情報をまとめたものです。数え年・満年齢の考え方や年齢早見表は計算ロジックに基づいて作成していますが、実際の解釈や運用は神社・地域・ご家庭の考え方によって異なる場合があります。正式な日取りやご祈祷の受付については、参拝予定の神社へ事前に直接ご確認ください。
記事内の生まれ年早見表は、執筆時点(2026年)を基準に作成しています。本記事を後年お読みいただく場合は、念のため最新の年で計算し直すことをおすすめします。
写真スタジオの割引や混雑状況に関する記述は、一般的な傾向をご紹介するものであり、すべての店舗・神社に当てはまるとは限りません。具体的な料金やご予約状況については、各施設へ直接お問い合わせください。本記事を参考に行動された結果について、当ブログでは責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
