土曜日のお昼。12時。

お腹が空いた。今日は、ちょっと贅沢したい気分。

そうだ、お寿司が食べたい。

でも、高級寿司店は無理。回転寿司なら、自分のペースで好きなだけ食べられる。

一人で回転寿司。

以前は、ちょっとハードルが高かった。家族連れやカップルが多いイメージ。

でも、最近は一人客も増えてるって聞いた。カウンター席も充実してるし。

行ってみよう。

駅前の回転寿司チェーン。

扉を開ける。

第一章:カウンターという特等席

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

「一人です」

「カウンター席でよろしいですか?」

「お願いします」

案内された席に座る。

目の前には、レーンが回ってる。色とりどりのお皿が、ゆっくりと流れていく。

まるで、食べ物の川。いや、寿司の回遊。

この光景、ワクワクする。

席にはタッチパネル。お湯のボタン。醤油、ガリ、わさび。全部揃ってる。

完璧な環境。

第二章:タッチパネルという魔法

タッチパネルを見る。

メニューがずらり。マグロ、サーモン、エビ、イカ、タコ、ハマチ…

おすすめ、人気ランキング、期間限定。

選択肢が多すぎて、迷う…でも、この迷う時間が楽しい。

まずは、定番から攻めよう。

マグロ、サーモン、エビ。三種の神器。

タッチパネルをタップ。

「ご注文ありがとうございます!」

画面に可愛いキャラクターが現れて、「お寿司を作ってるよ!」

このシステム、好き。見てるだけで楽しい。

待つ間、回ってくるお寿司を眺める。

第三章:回るお寿司という誘惑

目の前を、お寿司が通り過ぎていく。

サーモン、いくら、炙りチーズサーモン、ネギトロ軍艦…

全部美味しそう。

取るべきか、取らざるべきか。

(でも、注文したのがもうすぐ来るし…)

悩む。

隣の席の人が、サッとお皿を取った。

躊躇なし。見習いたい、この潔さ。

私も、いつかあんな風にサッと取れるようになりたい。

(今はまだ、初心者)

第四章:運命の一貫

「ご注文のお寿司です!」

音楽が鳴る。

特急レーンから、新幹線みたいな容器が到着。

開ける。

来た…!

マグロ、サーモン、エビ。それぞれ二貫ずつ。

美しい…

マグロの赤、サーモンのオレンジ、エビのピンク。

色の三重奏。いや、寿司の三銃士。

まずは、マグロから。

醤油をちょっとだけ。わさびも少し。

一貫、口に運ぶ。

…!

とろける。

マグロがとろける。シャリとマグロが、口の中で一つになる。

醤油の塩気、わさびのツンとした刺激。

そして、マグロの旨味。

これよ…これ。

回転寿司、侮れない。

第五章:サーモンという安心

次は、サーモン。

私の、永遠の推しネタ。

サーモンって、裏切らないのよね。いつ食べても、美味しい。

一貫。

脂が乗ってる…

サーモンの甘みと、脂の旨味。口の中でとろける。

シャリとの相性も、完璧。

ああ、幸せ。

サーモン、ありがとう。

(心の中でサーモンに感謝)

第六章:エビという主役

エビを食べる。

プリッとした食感。

噛むと、エビの甘みが広がる。

新鮮なエビって、こんなに甘いのね。

シャリのほのかな酸味と、エビの甘み。

これも、完璧なバランス。

寿司職人って、すごいわね。

(回転寿司だけど、職人さんへの敬意は忘れない)

第七章:回ってくる誘惑との戦い

三種の神器を食べ終えた。

さあ、次は何を食べよう。

タッチパネルを見る。

その時、目の前をハマチが通過。

…取っちゃう?

手が伸びる。

お皿をサッと取る。

やった!初めて、回ってるのを取った!

(ちょっと嬉しい)

ハマチを食べる。

んー、美味しい。

回ってるのを取ると、なぜか更に美味しく感じる。

達成感?狩猟本能?

わからないけど、美味しい。

第八章:タッチパネルとの対話

調子に乗って、どんどん注文する。

イクラ軍艦。プチプチの食感がたまらない。

炙りサーモン。バーナーで炙った香ばしさ。

ネギトロ。トロの脂が、ネギと絡んで絶妙。

エンガワ。コリコリした食感が楽しい。

タッチパネルをタップするたびに、「ご注文ありがとうございます!」

このキャラクター、だんだん可愛く見えてきた。

(もしかして、食べ過ぎてテンション上がってる?)

第九章:デザートという誘惑

そろそろお腹いっぱい…

でも、デザートは別腹よね。

タッチパネルでデザートを見る。

プリン、ケーキ、アイス…

プリンにしよう。

注文する。

届いたプリンは、ぷるんぷるん。

スプーンですくって、一口。

甘い…でも、さっぱりしてる。

寿司の後のデザート。これが、また合うのよね。

口の中がリセットされる。

第十章:お会計というドキドキ

さあ、食べ終わった。

満足。お腹も心も、満たされた。

でも、問題が一つ。

お会計。

お皿を数える。

1、2、3…10枚。

えっと、一皿100円として…

(計算が合ってるか不安)

「お会計お願いします」

店員さんが来て、お皿を数える。

あっという間。

「2200円になります」

思ったより高い…?いや、でも食べた分だけだから、妥当。

(ちょっとだけ、調子に乗りすぎたかも)

でも、後悔はしてない。

美味しかったから。

終章:満たされた午後

店を出る。

お腹が、ずっしり満たされてる。

回転寿司、楽しかった。

一人でも、全然大丈夫だった。

むしろ、一人だから良かった。

自分のペースで食べられる。好きなネタだけ選べる。誰にも気を使わない。

これが、一人回転寿司の良さ。

そして、何より。

タッチパネルで注文する楽しさ。回ってくるお寿司を眺める楽しさ。

お会計のドキドキも、含めて。

全部が、エンターテイメント。

2200円。

ちょっと贅沢したけど、その価値はあった。

新鮮なネタ、食べたい分だけ食べられる自由、そして一人の時間。

全部込みで、2200円。

満足。

また来よう。

次は、もうちょっと冷静に注文しよう。

(でも、きっとまた調子に乗る)

回転寿司、ありがとう。

私の休日ランチの、新しい選択肢になりました。

(そして、お財布には少し厳しい選択肢)

でも、いいの。

たまには、自分に贅沢してもいいでしょう。

一週間、頑張ったんだから。


ひとりメシの美学シリーズ