夕マズメが勝負!太刀魚の釣り方|初心者が最初の1匹を釣るための完全ガイド
太刀魚釣りを始めてみたいけれど、何から準備すれば良いのか分からない。
そんな初心者の方に向けて、太刀魚釣りの基本から実践まで、必要な情報をわかりやすくまとめました。
この記事を読めば、太刀魚釣りの全体像が把握でき、実際に釣り場へ足を運ぶ準備が整います。
目次
太刀魚ってどんな魚?基本知識を知ろう
太刀魚(タチウオ)は、その名の通り刀のような細長い銀色の体が特徴的な魚です。
全身が美しい銀白色に輝き、体表にはうろこがありません。
成魚は1メートル以上にもなる大型の魚で、その独特の見た目から「立ち魚」とも呼ばれています。
🐟 太刀魚の主な特徴
- 夜行性のフィッシュイーター(魚を捕食する魚)
- 普段は深い場所で過ごし、夜になると浅場へ移動
- 水中で垂直に立って泳ぐ独特の遊泳姿勢
- フロロカーボンラインを切るほどの鋭い歯を持つ
太刀魚が釣れる時期とベストシーズン
太刀魚が釣れる時期とベストシーズンを解説します。
最適な釣り時期

太刀魚釣りの最盛期は9月から11月です。
この時期は太刀魚が沿岸に接岸し、数釣りも期待できる絶好のシーズンです。
関東以南の地域であれば、比較的どこでも釣ることができるでしょう。
| 時期 | 特徴 |
|---|---|
| 6月〜8月 (夏場) | 深場にいることが多く、数は少なめエサ釣り中心がおすすめ8月下旬から接岸数が増加 |
| 9月〜11月 (最盛期) | 最も釣りやすい時期(ベストシーズン)ルアー釣りとエサ釣りの両方で好釣果大型も期待できる |
| 12月〜1月 (終盤) | 徐々に沖へ移動開始湾奥などでは意外に長期間釣れることも |
地域別シーズンの違い
北海道から九州まで幅広く分布する太刀魚ですが、暖流の影響を受ける太平洋側の方が接岸数も多く、釣り場も豊富です。
寒流が流れる日本海側では、比較的釣り場は限定的になる傾向があります。
釣れる時間帯とタイミング
釣れる時間帯とタイミングを確認しておきましょう。
最も釣れやすい時間帯
太刀魚釣りで最も重要なのが時間帯の選択です。
太刀魚は夜行性なため、夕マズメから朝マズメにかけてが勝負の時間となります。
- 夕マズメ(日没前後1〜2時間):最も活性が高い
- 夜間(午後9時〜午前3時):電気ウキ釣りが中心
- 朝マズメ(日の出前後1〜2時間):活性再び上昇
特に夕マズメは一番のチャンス時間です。
日中は沖合いの深場にいる太刀魚が、暗くなると共にエサを求めて浅場に上がってくるため、この時間帯は活性が非常に高くなります。
常夜灯周辺の夜釣り
夕マズメを過ぎても、常夜灯のある堤防では夜間を通して釣果が期待できます。
常夜灯周辺には小魚が集まり、それを狙って太刀魚も寄ってくるためです。
明るい部分、明暗の境目、暗い部分を幅広く探ることが重要です。
初心者におすすめの釣り方
初心者におすすめの釣り方を3つご紹介します。
1. ウキ釣り(最も初心者向け)
特徴:
- 設定したタナをキープしながら釣れる
- ビギナーでも扱いやすい
- 夜間の電気ウキ釣りが特に効果的
2. 引き釣り
特徴:
- 仕掛けを引きながら広範囲を探る
- アクティブな釣り方
- 活性の高い時間帯に効果的
キビナゴやドジョウをエサに使用し、仕掛けを引いて太刀魚を誘います。
太刀魚は動くものに反応しやすいため、この釣り方も非常に有効です。
3. ワインド釣法(ルアー初心者向け)
特徴:
- ジグヘッドとワームを使用
- 竿を上下にシャクってルアーを左右にダート
- 太刀魚の捕食本能を刺激
ルアーを目的のタナまで沈め、ワインドアクションで太刀魚を誘います。
リアクションバイトを狙う釣り方で、手返しが良いのも魅力です。
必要な道具と仕掛け
必要な道具と仕掛けを表でまとめました。参考にして見て下さい。

| 道具 | 仕様 |
|---|---|
| ロッド | 長さ:8〜9フィート硬さ:M〜MH(ミディアム〜ミディアムヘビー)太刀魚専用ロッドが理想的 |
| リール | スピニングリール3000番クラスロッドとのバランスを重視 |
| ライン | PEライン0.8〜1号伸びが少なく、遠投性に優れる |
重要なポイント:リーダーライン
太刀魚の鋭い歯対策として、リーダーライン選びは非常に重要です。
フロロカーボンリーダー:
- 20〜30ポンド(5〜8号)
- 指3本クラスまでなら有効
ワイヤーリーダー:
- より確実な歯切れ防止
- 大型狙いや活性の高い時におすすめ
- ルアーのアクションに若干影響あり
基本仕掛けとエサ
ウキ釣り仕掛け:
- 電気ウキ(夜釣り用)
- ウキ止め
- サルカン
- リーダー
- 太刀魚針
エサ:
- キビナゴ:最も一般的(頭を取り、尻尾側から針を刺し、針先を少し出す)
- イワシ:大型狙いに効果的
- ドジョウ:引き釣りに最適
釣り場選びのポイント
釣り場選びのポイントをご紹介します。
堤防釣りのポイント選び
シーズン序盤(6〜8月):
- 水深のある沖提(一文字)から釣れ始める
- 潮通しの良い沖向きの防波堤
シーズン中盤〜終盤(9月〜1月):
- 港湾部や湾奥でも釣れるように
- 常夜灯のある場所は特に有望
- 港湾部の堤防周辺(ケーソン際)も好ポイント
地形と底質
太刀魚は砂底を好む傾向があります。
岩礁帯よりも砂地の釣り場を選ぶことで、釣果アップが期待できます。
また、水深は最低でも5メートル以上ある場所が理想的です。
釣り方のコツとテクニック
釣り方のコツとテクニックをご紹介します。
シャクリのコツ
太刀魚釣りで重要なのが「シャクリ」のテクニックです。
これは太刀魚が小魚を下から上へと追いかけて捕食する習性を利用したものです。
基本的なシャクリ方法(5ステップ)
- 指示ダナの下限まで仕掛けを落とす
- 仕掛けの全長分(約2メートル)を巻き取る
- 竿を水平より下に構える
- オモリを感じながら上下にシャクる
- 徐々に上へ上へと誘い上げる
タナ設定の目安
初心者は「水深の半分から始めて、徐々に調整」という方法がおすすめです。
例えば水深10メートルなら、まず5メートルから始め、アタリがなければ3メートル、7メートルと変えていきます。
アタリの取り方
太刀魚のアタリは独特です。
「コツコツ」という前アタリの後、「ガツガツ」と本アタリがきます。
前アタリで焦って合わせず、しっかりと本アタリを待つことが重要です。
ルアー釣りでは、アタリがあったら即座に合わせてフッキングさせます。
太刀魚の口は硬いため、しっかりとした合わせが必要です。
潮回りと天候
潮回りと天候の影響について解説します。
適した潮回り
太刀魚釣りには小潮や中潮が適しています。
潮が速すぎると仕掛けが流されやすく、逆に潮が止まりすぎても太刀魚の活性が上がりません。
適度に潮が流れている日を選ぶことが重要です。
天候の影響
太刀魚は光に敏感な魚のため、月明かりの強い夜よりも、雲が多く暗い夜の方が釣果が期待できる傾向があります。
ただし、安全面を考慮し、荒天時の釣行は避けましょう。
安全面での注意事項
安全に釣りを楽しむ為の注意事項をまとめます。
⚠️ 必ず守るべき安全対策
- ライフジャケットは必ず着用
- 一人での釣行は避ける
- 太刀魚の鋭い歯に注意(フィッシュグリップ、タモ網を使用)
- ヘッドライトとランタンで十分な照明を確保
- 荒天時の釣行は中止
初心者が陥りやすい失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 時間帯を間違える(日中に釣りに行く) | 夕マズメ〜朝マズメに集中 |
| 仕掛けを太刀魚に切られる | 適切なリーダーライン(20〜30ポンド)を使用 |
| タナの設定ミス(浅すぎる、深すぎる) | 水深の半分から始めて、こまめに調整 |
釣果アップのコツ
釣果を上げるためには、情報収集が非常に重要です。
釣具店での情報収集や、釣果情報サイトのチェックを習慣化しましょう。
太刀魚は回遊魚のため、接岸のタイミングを逃さないことが成功の鍵となります。
また、釣れた後は傷みやすい魚なので、すぐにクーラーボックスに入れることも大切です。
まとめ
太刀魚釣りは、初心者でも比較的始めやすい海釣りの一つです。
9月から11月の最盛期に、夕マズメの時間帯を狙って釣り場に向かえば、初回でも太刀魚との出会いが期待できるでしょう。
📌 重要ポイントのまとめ
- 時期:9月〜11月が最盛期
- 時間:夕マズメが最も重要
- 場所:砂底で水深のある堤防
- 釣り方:ウキ釣りから始めるのがおすすめ
- 安全:ライフジャケット着用必須
太刀魚は引きが強く、食べても美味しい魚です。この記事を参考に、ぜひ太刀魚釣りの魅力を体験してみてください。
